【まとめ】美容室のチラシを書く際に抑える5つのポイント

更なる集客のため、美容室のチラシを作成しようとしている方はその書き方をしっかりと抑えているでしょうか。書き方も知らず、ただ闇雲に美容室のチラシを作成しても思うような集客アップには繋がらないでしょう。
そこで今回は美容室のチラシを書く際に、気をつけきたいポイントを5つご紹介します。これから作成しようとしている方は必見ですので、ぜひ参考にしてみてください。

美容室のチラシを作成する前に!誰に向けた広告なのか考える

美容室のチラシの具体的な書き方をご紹介する前に、まずはターゲット層を明確にしましょう。どんな顧客層を獲得したいのかによって広告の作成方法も大きく変わってきます。ターゲット層の絞り込みができていない状態で美容院のチラシを作成すると、どの顧客層に対してもいまいち魅力のないチラシになってしまいます。結果として、どんなにデザインをこだわっても集客アップにはつながりません。
以下ではターゲット層の絞り込み方を3つのポイントでご紹介していきます。

ポイント①ターゲット層の属性を絞り込む

まずは、ターゲット層の属性を絞り込みましょう。属性とは例えば以下のようなものです。
・性別
・年齢
・職業
・居住地域
・見た目
ここでは、性別を例に属性を絞り込むことの重要性を考えてみましょう。
チラシを作成する美容院側からすれば男女問わず来店して欲しいと考えるため、男女どちらにもウケが良いような美容院のチラシを作成しようとするでしょう。しかし、中途半端なチラシを作るとかえって集客効果は薄まります。最も集客効果を高めるには、男性向けであればクールなもの、女性向けであればポップな雰囲気のものと言ったように区別しなければならないのです。そのためには、まず属性を分けなければいけないということです。
まずはこうした属性項目を一つ一つ絞り込んでいきましょう。

ポイント②ターゲットの悩みを絞り込む

属性をある程度絞り込むことができたら、次は「そのチラシからどんな悩みを解決できるか」を考えましょう。例えば、抜け毛に悩んでいる顧客向けなのか、髪の痛みに悩んでいる顧客向けなのか、などです。
その美容院のチラシをみたときに、「この美容室なら抜け毛対策できそうだ」「ここなら髪の痛みをケアできるな」などと、顧客が瞬時にイメージできることがチラシ作りでは大切です。ですから、顧客のどんな悩みを解決したいのか、ターゲットの悩みを絞り込みましょう。

ポイント③悩みをさらに細分化して絞り込む

最後は、悩みを細分化してターゲットを絞り込みましょう。ポイント②の時点で、大まかな顧客の悩みを絞り込みましたが、その悩みの内容をさらに絞り込むということです。
例えば、「髪の痛み」に悩んでいる顧客をターゲットとして美容院のチラシを作成するのであれば、「なぜ髪が痛むのか」「どうやって痛みをケアしたいのか」「どの時点で髪の痛みが解消されたと考えるのか」などのニーズを追求しなければなりません。
前述したように美容院のチラシでは、顧客がそのチラシを見たときに瞬時にイメージできることが大切です。そのためには、悩みをより細分化してターゲット層を考えましょう。

美容室のチラシを書く際に気をつけたい5つのポイント

ここからは本題である美容室のチラシの書き方についてご紹介していきます。これから作成に取りかかろうという方も、思うようにチラシの宣伝効果が出ず悩んでいる方もぜひ以下の5つのポイントを抑えてチラシ作りに取り組んでみてください。

ポイント①キャッチフレーズを考える

まず一つ目のポイントは、キャッチフレーズです。美容院のチラシにキャッチフレーズは必要不可欠です。なぜなら、顧客はチラシのキャッチコピーしか見ないからです。
例えば、街や電車で見かけるチラシや吊り広告に書いてある文字を隅々まで見るでしょうか。おそらく、興味がある広告であってもほとんどの人が最もフォントの大きい部分しかみないと思います。であれば、キャッチコピーを一番大きなフォントにして顧客に印象付ける必要があります。以下の二つの例を比べてどちらが印象に残りますか?
例題1:今年の夏に向けて、あなたも明るい髪色を変えてみませんか。
例題2:この夏は、髪から楽しむ。
例題2の方が、「どういうこと?」という思いと共に引き寄せられるのではないでしょうか。こうした例題からもわかるように、美容室のチラシにはキャッチフレーズを盛り込む必要がありません。

ポイント②イメージに合わせた写真を選定する

美容院のチラシ作りにおいて、これが何よりも大切です。美容院の雰囲気にマッチしたイメージ写真を選定しましょう。上記でキャッチフレーズについてご紹介しましたが、中にはキャッチフレーズを読まず、写真だけみる顧客もいます。
例えば、美容室のチラシ写真に写っている人物か女性であるだけで多くの男性はそのチラシに興味を抱かなくなりキャッチフレーズすら読みません。逆も然りです。
また、写真ジャンルも非常に大切です。モデル写真やスタイリストが髪を切っている写真、美容室内の写真や外観の写真など、どのジャンルの写真を選定するかもしっかりと精査しましょう。
重要なのは、「その写真から、本当に美容室の雰囲気が顧客に伝わるか」です。

ポイント③お客様レビューを載せる

三つ目のポイントは、お客様レビューを載せることです。お客様レビューは顧客の美容室に対する信用度を高めます。
例えば、アマゾンなどの商品レビューを想像すればその期待効果がわかるでしょう。低評価の多い商品を買おうと思う顧客は少なく、逆に良い評価が掲載されていると顧客の警戒心は解けます。美容室の場合、自分のイメージを左右するものですから顧客の警戒心は一層高まります。お客様レビューをチラシに掲載することで、顧客の警戒心を和らげ集客に繋げることができるでしょう。
ただし、掲載する際にはチラシのサイズを考慮しましょう。確かにお客様レビューを掲載することは非常に大切なポイントの一つですが、広告のサイズによっては盛り込めない場合があります。そうした際には無理に盛り込む必要はありません。その場合には他の4つポイントの質を高めましょう。

ポイント④魅力的なキャンペーン/特典が掲載されている

4つ目のポイントは、キャンペーンなどのオファーを掲載することです。例えば、「このチラシを美容室に持参いただいたお客様には、〇〇をプレゼント/〇〇円引き」などの特典のことです。
こうした文言を掲載することで、顧客の興味を引くことができます。通常であれば捨てられてしまうようなチラシも、こうしたオファーが掲載されていることで「いつか行く機会があるかも?」と顧客心理に影響を与えることができます。
ですから、チラシには何らかのキャンペーンや特典などのオファーを盛り込むと良いでしょう。

ポイント⑤基本情報を疎かにしない

最後のポイントは基本情報は必ず明記するということです。美容院のチラシのデザインを拘るあまり、基本情報を省いてしまっては本末転倒です。基本情報とは、以下のようなものを指します。
・店名
・住所(地図/経路を含む)
・電話番号
・ホームページ
こうした基本情報がなくては、どんなにその他の部分でチラシの質にこだわっても集客力は半減します。これは顧客心理を考えればわかると思います。
チラシをみた顧客が「もっとこのお店について知りたい」と思った時に次に行う行動は多くの場合「スマホなどで調べる」ではないでしょうか。もっと知りたいと思ったのに店名やホームページがわかりやすく明記されていなければせっかく興味を抱いてくれた顧客を逃すことになってしまいます。
ですから、こうした基本情報は必ず掲載し、できれば顧客の目につきやすいよう目立つ場所/フォントサイズを選択しましょう。

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美容室のチラシのまとめ

今回は美容室のチラシの書き方いついてご紹介してきました。いかがだったでしょうか。
美容院のチラシはちょっとした一工夫があるか無いかで集客力が大幅に変わってきます。美容院のイメージが顧客により伝わりやすいデザインを選択するためには、前述したターゲット層の絞り込みと5つのポイントが大切です。
これからチラシを作成する方も、改善を考えている方も、ぜひ上記のポイントを活用してみてください。