【まとめ】美容室のキャンペーンアイディア集

美容室の数は、毎年増えて続けています。そもそも美容師は独立してなんぼの業界とも言えますので、美容室が増加するのは自然なことですよね。現在の美容室の数は243,360件もあり、なんとコンビニ(55,000件)の約5倍になります!(総務省統計局のデータより)人口割合で単純計算すると美容室1店舗あたり保有できるお客様の数は480人になります。これだけの数の美容室がお客様を奪い合っているのが現状です。

例えば、いま流行のポータルサイトを見てみましょう。ホットペッパービューティーに掲載されている美容室の数:約3500件、ホットペッパービューティーで予約される数:約4500万回/年minimoに登録している美容師の数:約2万人、minimoで予約される数:約240万回/年※2017年末の公式データより引用、このデータに表れている様に、全国の美容室でお客様の奪い合い、生き残り競争が激しく行われているのがよく分かります。あなたの経営する美容室が生き残るためには効率よく集客する必要があります。先程、ホットペッパービューティーやminimoを例に挙げましたが集客方法はそれだけではありません。現在は数多くの集客方法があり、美容室によって何が効果的なのかは全く違います。

美容室のキャンペーンアイディアが必要な理由

美容室の集客を効果的にするには『顧客がどんな要望や悩みを持っているのか?』を知る必要があります。今は、「値段を安くすれば集客できる!」という単純な時代ではありません。むしろ値下げは逆効果です。美容室をオープンしてから経営を3年以上維持できる確率は10%ほどと言われています。実際に、3年もたない美容室は集客が上手くいかず、集客の悩みを解決しようとして値下げ競争に巻き込まれてしまった結果閉店…という場合が多いです。値下げ競争に巻き込まれずに、効果的に集客するために顧客心理を理解しましょう。まず顧客が美容室を利用する目的は、「自分にとって最適な髪形にしてもらうため」、「髪の悩みを解決してもらうため」、「癒しや贅沢のため」、値段が安いことを一番の優先順位にしている人は1,000円カットに行くはずですからね。あなたの経営する美容室はどんな人のどんな願望を叶える(悩みを解決する)ことができますか?そして、それを具体的にどのように実現しますか?それを上手に宣伝することが美容室の集客にとって大事なポイントです。

美容室のキャンペーンアイディア:「チラシ」配りの効果

チラシはあなたの経営する美容室のことをご近所に知ってもらうには最適なメディアです。ご近所 = 通いやすい、通いやすいというのは、かなり強い来店動機になりますから上手く配れば効果も出やすいので、あなたの経営する美容室でも試したことあるのではないでしょうか?

美容室がチラシで集客するには「配る場所」が重要

まず1つ目が配る場所ですが、美容室がチラシを配って集客する場合はマンションよりも戸建てを狙った方が効果は上がります。その理由を説明は、プロのポスティング業者は利益を考えて効率を優先させた配り方になるのでポストが集合しているマンションを優先して配ります。ということで、マンションのポストにはチラシがたくさん入っている所が多いので、よくポストの横にゴミ箱が設置されているのを見かけると思います。ほとんどのチラシがそのゴミ箱に読まずに捨てられてしまいます。一方、一戸建ての場合はゴミ箱は家の中です。同じ捨てるにしても一度、家の中に持ち込んでから捨てるのです。見てもらえる時間は一秒でも長い方が良いので、家の中に持ち込んでもらうだけでも集客チャンスは大きくなります。

美容室がチラシで集客するには「配る回数」が重要

配る回数ですが、同じ家に何度も配ることが大切です。1回では終わらせないようにしてください。最低でも1ヵ月に1回のペースで、3回は配ることをオススメします。チラシ集客の最大の目的はリピーターになる確率の高い近所の人にあなたの美容室を知ってもらうためです。知ってもらうには何度も配る必要があります。特に新規顧客を集めたい場合は、来店周期も見過ごせません。美容室の平均的な来店周期は2~3ヶ月に1回です。昨日どこかの美容室でヘアカラーをした人にチラシを配っても、すぐには来店しません。チラシの内容を気に入り「次回行ってみようかな」と思ってもらえても、それから2ヶ月後となるとチラシの存在を忘れてしまいます。つまり、1回きりでチラシを配るのをやめてしまうと機会損失を起こすため非常にもったいないのです。ここで私のクライアントの事例を紹介します。東京都練馬区の美容室ソレイユ様で3万枚のチラシを3回に分けて配ったところ3万枚を1回で配った時の13倍の効果が出ました。

美容室がチラシで集客するには「ターゲットを明確に」が重要

誰に読んでほしいチラシなのかハッキリさせましょう。最低限として年代・性別で客層を絞っておくことも大切です。「皆さん」よりも「あなた」に読んでほしいチラシです。とストレートに書いた方が読む人は減りますが、来店してくれる人は増えます。

美容室がチラシで集客するには「アクションを明確にすること」が重要

あなたがチラシを見た人にしてほしい行動とは、あなたの美容室に予約してもらうという事ですよね?つまり予約しやすい状況を用意してあげることが重要です。チラシの中にホームページなどに設置した予約申込フォームへのQRコードを付けて予約を促しましょう。

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美容室のマーケティングで押さえるべきポイントとは

美容室のキャンペーンアイディア:ニュースレター

お客さんに忘れられないために、ニュースレターはとてもいい方法です。お店のこだわり、お客さんの声や日々の出来事などを書いて送ります。10,000枚のニュースレターを折込みして、50人以上の反応があったそうです。1000枚で1〜3人来ればいい方なので、かなり反応が高いです。

美容室のキャンペーンアイディア:スリーステップカード

スリーステップカードとは、よくあるポイントカードではあるのですが、大きく違うところが一つあります。それは、よくあるポイントカードは何十回と来店しないと行けないのですが、スリーステップカードは3回でたまるポイントカードです。まず、お客さんを2つのグループに分けます。1.初めて来店した後に、3ヶ月以内にリピートをしていないお客さん、2.初めて来店した後に、3ヶ月以内にリピートをしたお客さん、この2グループの中から、その後2年以内に10回以上リピートしているお客様がどれくらいの割合がいるか調べました。ここで驚くべき事が分かったのです!1のグループよりも2のグループの方が、何と7倍以上もリピーターが多かったのです。つまり、「3ヶ月間でそのとき1回きり」のお客様よりも、「3ヶ月間でその後2回以上」利用したお客様の方が、7倍も固定客になりやすい事が分かったのです。そして、その後にどの店で分析しても同じような結果となるのです。この結果からも分かる様に、リピーターを増やすには、1回来店したお客さんを3ヶ月以内にいかにもう1回、出来れば2回以上リピートさせるかがポイントなのです!そのため、何回も来店して特典をもらえるポイントカードではなく、3回の来店でたまるスリーステップカードが効果的なのです。

美容室のキャンペーンアイディア:お礼状

新規のお客さんには漏れなく、お礼状を送ってください。そして、お礼状は手書きで、ひとりひとりのお客さんにメッセージを添えて出してください。1度来たお客さんが、お店にリピートしない1番の理由はなんでしょうか?それは、「忘れているから」なんです!人は覚えた事を100だとすると、20分後には42パーセントを忘れ、1時間後には56パーセントを忘れ、1日後には74パーセントを忘れると言われます。あなたは3日前の昼飯をすぐに思い出せるでしょうか?そのため、お礼状を送って思い出してもらうことが大切なのです。そして、お客さんが初めて来店してから、3日後、3週間後、3ヶ月後にアプローチするのがいいと言われています。具体的には、1. 3日後:感謝のお礼 2. 3週間後:お客様の声とお店のこだわり、コンセプト 3. 3ヶ月後:割引券を送ります。もちろん、割引券だけだとそっけないので、メニューやお手紙を添えてください。そして、それでも来ないお客さんは追っかける必要はありません。

美容室のキャンペーンアイディア:会員制度

会員制度とは、売上によってお客さんに特典をつける方法です。例えば、累計売上100万円以上のお客さんは、プラチナ会員、累計売上50万円以上のお客さんは、ゴールド会員、累計売上10万円以上のお客さんは、シルバー会員という様に、それぞれに特典をつけての会員制度を導入します。よく、クレジットカード会社がこの方法を利用しています。

美容室のキャンペーンアイディア:まとめ

今すぐにでも出来る具体的な集客方法だったと思います。あと、結果を出すにはあなたが実際に行動するのみです!ぜひ、行動をして多くのお客さんを集客してください。また、今回の内容は今までに来店してくれたけど、ご無沙汰な休眠客にも有効的です。ぜひお試し下さい。